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嫌いなものも食べられる!偏食の上手な改善法

 

バランス良く食べたくても、嫌いなものはなかなか気が進みませんよね。

偏食のある患者さんに嫌いなものを出すと、

「それは食べるの無理!」

「食べると死ぬ!!」

と断固拒否されてしまいます。

 

そんな方でも、嫌いなものをぺろりとたいらげてしまう簡単な方法があるんです。

 

まずは、ご自分の嫌いな食べ物を思い浮かべてみてください。

それが嫌いな理由ってなんでしょう?

 

だいたいの方が、味、香り、舌触り、見た目のどれかが苦手なのではないでしょうか。

そのいやな部分と分からなければ、食べられると思いませんか。

 

事実、これだけは絶対に食べたくないという患者さんに、嫌いなものをほかの材料に混ぜてこっそり出してみると気づかずに全部食べられてしまいます。

すりつぶしてハンバーグの中に入れたり、ミキサーにかけてポタージュスープにしたり、色や形が見えなければ、嫌いなものが入っていても案外気にならないものです。

今のところ、この手を使って食べられなかった患者さんは誰もいません。

子供も大人も、このやり方で偏食改善するのがおすすめです。

 

味を変えるのも、印象が変わって一気に食べやすくなります。

日本の食卓では、日常的に和、洋、中とさまざまな料理が並び、外食でも世界各国の料理が食べられます。

これは、世界的に見ると非常に珍しく、ほかの国の人たちは、ふだんは自分の国の料理ばかり食べているそうです。

日本人はほかの国の人に比べて、他国の料理を柔軟に受け入れられる民族なんですね。

 

洋食や中華、和食とは異なる調味料や材料を使いますから、和食だけでは摂取できない栄養素も摂ることができます。

日本人の性質は、バランスよく栄養を摂取するのに恵まれているわけです。

この性質を生かし、調理法や味付けを積極的に変えて偏食を改善し、いろんな種類の栄養を摂れるようになるといいですね。

「栄養で人生は変わる より」

 

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「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?

顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。

それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。

 

わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。

動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

 

近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。

虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。

そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。

このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞になるのです。

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

 

人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12について?

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